日立製作所が「Hitachi Social Innovation Forum 2016 TOKYO」を開催

2016-10-28

富士フイルムメディカル(旧 富士フイルムヘルスケア)


Hitachi Social Innovation Forum 2016 TOKYOの展示会場

Hitachi Social Innovation Forum 2016 TOKYOの展示会場

(株)日立製作所は2016年10月27日(木),28日(金)の2日間,東京国際フォーラム(東京都千代田区)にて「Hitachi Social Innovation Forum 2016 TOKYO」を開催している。18回目を迎える今回は,「協創で,IoT時代をリードする」をテーマに掲げ,多彩な講演やビジネスセッション,セミナー,そして日立グループが擁する多岐にわたる分野の技術やソリューションを紹介する展示会で構成された。

初日27日の10時からは,ホールAにて執行役社長兼CEOの東原敏昭氏による基調講演「デジタル技術と協創で加速する社会イノベーション」が行われた。日立のヒューマノイドロボット「EMIEW3」の紹介で登壇した東原社長は,不確実性が高まり,デジタル化が進展する世界において,日立は「データの利活用」と「オープンイノベーション」で新たな価値の創出に取り組んでいくと述べ,「電力・エネルギー」「産業・流通・水」「アーバン」「金融・公共・ヘルスケア」の4分野を中心に,IoT時代のイノベーションパートナーとなることをめざすとした。そして,社会イノベーション事業のキーワードとして「協創」と「つなぐ」を挙げ,顧客とともに課題を検討する顧客協創方法論「NEXPERIENCE」やIoTプラットフォーム「Lumada」について説明し,コア技術である人工知能「Hitachi AI Technology/H」やビッグデータアナリティクスソフトウエア「Pentaho」,EMIEW3などのロボティクス技術を紹介した。
28日10時からは,特別講演として『ブラック・スワン』の著者として知られるナシム ニコラス タレブ氏(ニューヨーク大学工学研究科教授)による「不確実性を富に変える逆転の発想〜イノベーションの進め方〜」が行われる。このほか講演3題,ビジネスセッション5題,セミナー53題の,計63題のプログラムが企画されている。

東原敏昭 氏(執行役社長兼CEO)

東原敏昭 氏
(執行役社長兼CEO)

 
   
基調講演では冒頭にEMIEW3が挨拶

基調講演では冒頭にEMIEW3が挨拶

日立の社会イノベーション事業の基盤となるIoTプラットフォーム「Lumada」

日立の社会イノベーション事業の基盤となる
IoTプラットフォーム「Lumada」

 

展示会場は,エリアを「IoT プラットフォーム」「ENERGY」「INDUSTRY」「URBAN DEVELOPMENT」「LIFE & ECONOMY」の5つのカテゴリーに分け,最新の技術・サービスを紹介した。メインステージでは,日立の社会イノベーション事業の基盤となるLumadaが来場者にアピールされた。また,協創事例ステージでは,各分野のLumada活用事例のプレゼンテーションが行われた。ヘルスケア分野の事例としては,MRI装置向けの故障予兆診断サービスにより,装置のダウンタイムを16.3%低減(同社カスタマーサポート比)し,トータルコストの削減を実現した事例が紹介された。
ヘルスケア事業を紹介するエリアでは,「ヘルスケアプラットフォーム」「予防・健診」「検査・測定」「診断・治療」の4つのテーマで展示を行い,コンパクトなマルチスライスCT装置「Supria」や,本体とモニタをワイヤレスでつなぐ超音波診断装置「ARIETTA Precision」も展示された。また,超電導型MRI「OVAL」シリーズの特長であるワイドボアや静音化技術を体験できるVR体験コーナーも設けられた。

展示会場入口のメインステージでは来場者にLumadaをアピール

展示会場入口のメインステージでは
来場者にLumadaをアピール

Lumadaを基盤としたヘルスケアプラットフォームの紹介

Lumadaを基盤としたヘルスケアプラットフォームの
紹介

   
ヘルスケアエリア中央にマルチスライスCT装置「Supria」を展示

ヘルスケアエリア中央にマルチスライスCT装置「Supria」を展示

 

X線骨密度測定装置の紹介

X線骨密度測定装置の紹介

小型化が進む術中プローブとともに展示された超音波診断装置「ARIETTA Precision」

小型化が進む術中プローブとともに展示された
超音波診断装置「ARIETTA Precision」

 

粒子線治療システムと再生医療ソリューションの展示

粒子線治療システムと再生医療ソリューションの展示

   
VRでオーバルボアMRIを体験

VRでオーバルボアMRIを体験

 

 

●問い合わせ先
(株)日立製作所 Hitachi Social Innovation Forum 2016事務局
TEL 03-4232-5500 (10:00~12:00,13:00~17:00, 土・日・祝日を除く)
E-mail [email protected]

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