RSNA2022 富士フイルム - ヘルスケアIT
「SYNAPSE」のMicrosoft Edge正式サポートや読影を効率化するビューワを紹介
2022-11-30
幅広いラインアップを展示した
富士フイルムのヘルスケアITエリア
RSNA 2022 ヘルスケアIT
FUJIFILM Healthcare Americas Corporation(富士フイルム)のヘルスケアIT関連では,PACSやビューワの最新バージョンや,RIS,レポーティングシステム,デジタルパソロジーなど,放射線,循環器,病理領域を中心とした幅広い製品ラインアップを展示した。PACSやビューワについては,最新のアップデートや開発中の機能が紹介された。PACS「SYNAPSE」の最新アップデートとしては,Internet Explorerのサポートが2022年6月に終了したことを受け,米国では8月からMicrosoft Edge対応を開始したことをアナウンスした。日本国内でのMicrosoft Edgeサポートは,2022年末〜2023年にかけて予定している。
また,米国で今後リリースを予定している次期バージョンに実装予定の「Diagnostic Viewer」は,高速なレンダリング性能を有するビューワで,従来のWebビューワの2.5倍のスクロール速度を実現する。米国では病院経営の視点から読影のさらなる効率化へのニーズが高く,それに応える形で開発を進めている。スクロール性能だけでなく,複数の読影を同時並行に進められるタブ機能も特徴だ。なお,日本国内で医療AIのREiLIブランドとして展開されている読影ビューワ「SYNAPSE SAI viewer」では,すでにDiagnostic Viewerと同じスクロール性能を達成している。