RSNA2021 富士フイルム - AI
画像診断支援から検査ワークフロー支援まで多彩なAIソリューションを紹介
2022-1-14
RSNA2021 AI
FUJIFILM Healthcare Americas(富士フイルム)では,医療AIについて“REiLI”のブランド名でいち早く開発に取り組み,すでに多くの製品やソリューションを提供している。RSNA 2021においてもさまざまな領域でAI技術を活用したソリューションを紹介した。日本国内においては,画像診断を支援するAI技術を活用したソリューションとして,胸部CT画像から肺結節の候補を自動検出する画像診断支援機能“肺結節検出機能”,医師の所見文作成を支援する“肺結節性状分析機能”,頭部CT画像の高信号・低信号領域を強調表示する“ 脳解析ソフトウェア”,胸部CT画像から肋骨骨折を検出する“肋骨骨折検出プログラム”などを提供している。これらは,PACSの「SYNAPSE」や,「SYNAPSE SAIviewer」,「SYNAPSE VINCENT」のほかクラウドサービスでも利用できる。
また,日本国内で2021年10月に発売された小型拡張ユニット「EX-Mobile」は約500gの小型ユニットで,富士フイルムの胸部X線画像病変検出ソフトウェア“CXR-AID”の動作環境を提供するカセッテDRのオプションである。EX-Mobileを活用することで,CXR-AIDの解析結果をカセッテDRのコンソール上ですぐに確認することが可能になり,救急治療室,クリニック,在宅診療などのさまざまな医療現場の効率的なワークフロー実現に貢献する。CXR-AIDは,AI技術を活用して胸部単純X線画像から,結節・腫瘤影,浸潤影,気胸の3つの画像所見を検出し医師の画像診断を支援する。CXR-AIDの解析結果を利用した読影は画像診断ワークステーションで行う。