RSNA2017 コニカミノルタ − テーマ
「AeroDR HD」などの画像診断技術を紹介するとともに、ゲノム・バイオ医療への展開を進めるヘルスケア事業をアピール
2017-11-29
Konica Minolta Healthcare Americas, Inc.
(コニカミノルタ)ブース
RSNA 2017[3日目:11月28日]
Konica Minolta Healthcare Americas, Inc.(コニカミノルタ)は今回,“See the future of healthcare”をテーマに掲げた。同社は2014年に医用画像ソリューションを提供するViztek社を買収して,米国におけるヘルスケアIT事業の強化を図った。2017年7月に遺伝子診断会社のAmbry Genetics社,9月に創薬支援企業のInvicro社の買収を相次いで発表。プレシジョンメディシン分野の強化を急速に進めている。今後は,プライマリケア,診断,プレシジョンメディシンを柱にヘルスケア事業の拡大を図っていく。RSNA2017のブースでも,同社の展開が紹介された。
ヘルスケア事業の中でのコニカミノルタの原点とも言えるX線撮影装置については,前回のRSNAで発表された「AeroDR HD(日本名:AeroDR fine)」のラインアップの拡充が発表された。従来の半切サイズ(14インチ×17インチ)に,フルサイズ(17インチ×17インチ),四切サイズ(10インチ×12インチ)を追加。多様なニーズに応える製品構成となった。日本でも現行の半切サイズに加え,フルサイズ,四切サイズの展開を予定している。さらに,X線撮影装置関連では,“Imaging Intelligence”のコーナーで,2017国際医用画像総合展(ITEM in JRC 2017)でも紹介された最新の画像処理エンジン“REALISM”のデモンストレーションを行った。また,AeroDRの保守管理に加え,稼働状況などBIツールで分析できるサービス「AeroRemote Insights 」も紹介した。
このほか,超音波診断装置関連では,整形外科領域で高評価を受けている「SONIMAGE HS-1」などを展示。ヘルスケアIT関連では,Viztek社の技術をベースにしたクラウドサービス「exa」(日本未展開)をPRした。