ジェイマックシステムブース

ジェイマックシステムでは，「医療安全対策」と「業務の効率化」をテーマにソリューションの展示を行った。

今回，医療安全対策としては，“DoseChecker”の展示が行われた。DoseCheckerは，スタンドアロン，PACS/QA(検像)サーバーのオプション機能，放射線業務支援システム「ACTRIS」のオプション機能からの3方式を選択できる線量管理システム。DRLs 2015との比較や，直感的な分析を可能とする箱ひげ図・散布図での表示が可能など，詳細な線量管理が行えるようになっている。
また，読影レポートシステム「LUCID」では，読影レポートを診療科の医師がチェックしたか確認できる“レポート見落とし防止管理機能”も紹介していた。

業務の効率化では，クラウドPACSソリューション「XTREK F.E.S.T.A」を中心に展示した。新機能として，XTREK F.E.S.T.Aの統合画像ビューワ「XTREK VIEW」のフュージョンソフトウエア“FUSION Plus”に追加された“PERCIST機能”が紹介された。PERCIST機能は，VOIで指定した箇所について，PET Response Criteria in Solid Tumors (PERCIST)の定義に沿った治療効果判定結果を即座に表示できる機能。国際基準に沿った評価が容易に行えるようになる。

そのほか，遠隔読影ソリューションとして，関連会社であるイーサイトヘルスケアの主力事業である遠隔読影サービス概要の説明のほか，現在進められている海外での事業展開についても紹介した。
AI技術展示（W.I.P.）として，東京大学医学部附属病院と共同研究を進めているAIプラットフォームとジェイマックシステムのレポートシステムを組み合わせて，AIの機械学習をベースとしたデータから肺結節を抽出する機能も展示された。

DoseChecker。箱ひげ図で直感的な線量評価が可能となっている。

レポート見落とし防止管理機能のチェック画面。チェックをすると，管理者のデータベースにレポート確認済みとして送信される。

FUSION PlusのPERCIST機能。VOIを指定すれば自動的に結果が表示される。

AI技術展示（W.I.P.）のCIRCUSを用いた肺結節病変抽出画面。