クライムメディカルシステムズ ブース

クライムメディカルシステムズは，主力のマンモグラフィ専用画像診断ワークステーション「mammary」を中心に，新開発の放射線治療ビューワ「Climb RT Viewer」，整形外科用プランニングソフト「OrthoView」，マルチモダリティ医療用画像表示システム「Radiology-Viewer」，循環器系動画像表示システム「Cardiovascular-Viewer」などのデモンストレーションを行った。

mammaryは，今回レポートシステムである「mammary manager8」において，超音波診断装置の所見入力機能を搭載したバージョンを披露した。昨年のITEMでも超音波所見入力機能が紹介されたが，その後製品版としてリリースされた。チェックボックス形式で超音波診断の所見を入力して，マンモグラフィの所見とともに表示。所見を統合することもできる。また，mammary manager8は，診療放射線技師が読影補助をするケースが増えていることから，所見入力欄を増やせるようにしている。ビューワ機能としては，ニーズが高いトモシンセシス画像にも対応し，2D画像との比較表示などにより診断を支援する。

Climb RT Viewerは，サーバを使用せずに低コストで導入できる放射線治療用ビューワ。PACSと連携しCT画像に治療用の画像を重ね合わせて表示するといったことが可能である。CD作成機能があり，治療終了後あるいは転院時に治療計画や画像を保存して患者に渡すことができる。CDにはビューワソフトも収録されており，転院先で照射実績を確認することも可能である。

整形外科の手術を支援するプランニングソフトのOrthoViewは，全世界で2000施設以上に採用されている。クライムメディカルシステムズは，日本国内での販売パートナーである。インプラントのテンプレートは，1万5000以上搭載されており，ユーザーのニーズに幅広く対応する。また，ウィザード機能により，項目を選択していくことで計測や位置合わせなどを自動的に行える。人工股関節全置換術のプランニングを60秒以内で行えるという。

トモシンセシス画像にも対応しているmammary

超音波検査の所見も入力できるmammary manager8

豊富な機能を持つmammary

CD出力までを一貫したワークフローで行えるClimb RT Viewer

Climb RT ViewerでのCT画像と RTデータの重ね合わせ

OrthoViewは，ウィザード機能で容易な計測を実現

世界での数多くの導入実績を持つOrthoView