ITEM2013 アンフォースレイセイフ ブースレポート
医療スタッフを不必要な放射線の被ばくから守るリアルタイム線量測定システムなどを展示
- INFORMATION
- 取材速報
- report
2013-4-19
アンフォースレイセイフブース
ITEM初出展のアンフォースレイセイフは,2012年に、アンフォースインスツルメンツから社名変更した。今回のITEMでは,従来のX線装置のQA用測定器に加え、医療従事者のリアルタイムの線量監視を加えたソリューションを紹介した。(4月13日取材)
●医療スタッフの放射線被ばくをリアルタイムで視覚化する
個人被ばくリアルタイムモニターシステム「RaySafe i2」
2013年3月に東洋メディック(株)を総代理店として国内販売を開始した「RaySafe i2」は,個人線量計を鉛の防護エプロン上に装着し,放射線被ばく情報を、カラー液晶のリアルタイムディスプレイに表示するシステム。被ばくレベルは,被ばく線量率の高さに応じて緑・黄・赤で色分けして表示される。リアルタイムで被ばく情報が得られるので,医療スタッフがすぐに対策を講じて被ばく線量を少なくすることができる。
|
|
●多機能X線測定システム「RaySafe Xi」
一般撮影・透視,マンモグラフィ,CTなどの診断用モダリティで複数のパラメータが測定できる多機能X線測定システム。1回の照射でkV/kVp,線量,線量率,HVL照射時間などのパラメータの測定や波形データの収集・表示などを同時に行うことができる。ベースユニットと用途に合った検出器とのセットで構成され,将来的に,ニーズに応じて検出器の追加や機能強化もすることが可能。
●長寿命電池によりメンテナンスフリーな「RaySafe ThinX」
線量,線量率,管電圧,半価層などの基本的なパラメータを同時に測定できる。完全自動インターフェイスにより各種設定やレンジの選択が不要で,照射野に置いてX線照射を検出すると同時に電源がオンとなり測定が行われる。1年以上の電池寿命により,メンテナンスも不要である。
●新型センサーとタッチパネルを採用した「RaySafe X2」
今春発売を開始した「RaySafe X2」は,RaySafe Xiで培った技術をベースに,新開発積層型X線センサーとタッチパネルスクリーンによる直観的なインターフェイスを備えた製品。現在は,一般撮影・透視装置のみに対応している。測定は,本体の電源を入れ,センサーを接続し,X線照射野にセンサーを置くだけで可能。1つのセンサーで低線量率から高線量率までレンジ切り替えなしで,線量,線量率,管電圧,半価層といったパラメータを,補正なしで測定できる。
お問い合わせ先:
アンフォースレイセイフ株式会社
〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜3-1-2-225
TEL 045-620-5581
E-mail [email protected]
www.raysafe.com