ITEM2013 ケアストリームヘルス ブースレポート
ワイヤレスFPDを搭載した“革新”の新製品「DRX-Revolution」を中心にクラウドPACSまで展示
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2013-4-22
全面オレンジが印象的な
ケアストリームヘルスブース
ケアストリームヘルスは,2013年1月に日本でも発売されたワイヤレスFPD搭載の移動型X線診断装置「DRX-Revolution Mobile X-Ray システム」を中心に,全面を企業カラーのオレンジで統一したブースを展開した。テーマは,ITEM2012の「進化」から,さらに「進化から,革新へ」として,“革新”の名前を持つDRX-Revolutionを前面に出し,ステージプレゼンテーションやビデオを駆使して,新しいワークフローを実現する移動型X線診断装置の魅力をアピールした。
そのほか,同社のもうひとつの柱であるITソリューションでは,長年の実績と信頼を誇る「ケアストリーム Vue クラウドサービス」を中心に展示した。データ共有や遠隔読影など高機能サービスを提供する「Vue クラウド」に加えて,新たに提供を開始したバックアップサービスに特化した低コストの「DIAS クラウド」を紹介した。そのほか,クリニック向けCRシステムや長尺撮影ユニット,放射線情報システム(RIS)などを展示した。
4月から,常務取締役セールス&サービス統括ジェネラルマネージャーに就任した大場拓也氏は,DRX-Revolutionについて,「アメリカのMD Buyline社の顧客満足度調査では,移動型X線装置の2013年1−3月期でDRX-Revolutionがトップの評価をいただきました。日本では,回診用よりもオペ室や救急室での使用に有効ではとの声をいただいており,実際に第1号機は大阪府立中河内救命救急センターに導入されました。すぐに撮影できその場で判断できる使い勝手と画質が認められています。DRX-Revolutionは,当社の柱であるPACSやRISとの連携を考慮して設計されたもので,日本における検査のワークフローに最適な製品です」と期待を述べている。
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●移動型X線撮影を革新する新製品「DRX-Revolution」を大きくアピール
今年の展示のメインとなったDRX-Revolutionは,2台の実機を用意し来場者が自由に触って操作できるようにしていたほか,1台を使ってステージプレゼンテーションを行った。1時間に1回行われたステージは,毎回来場者の注目を集めていた。DRX-Revolutionは,本体と管球側に19インチと8インチのカラー液晶タッチモニタを搭載し,それぞれに操作用の画面を出すことが可能で,すぐに撮影ができ,また画像の確認も行える。曝射スイッチもワイヤードとワイヤレスタイプの2種類を用意している。移動型の配慮として,移動時には支柱を130㎝以下に収納でき前方の視界を確保するほか,駆動サポートモーターによって移動時の負荷を軽減し女性でも片手で動かせる操作性を実現している。また,従来の回診車はカギの管理とIDによる認証が必要だったが,DRX-Revolutionではキーレスエントリーを採用しICチップによるキーの解除と認証を行え,スムーズな回診撮影を可能にしている。さらに,オーダの取得や画像の転送についても,自動で行えることはもちろん,ワイヤレス環境がないエリアではデータをストックし,通信可能なエリアに入ったところで送信開始するなど,病院情報システムとの連携を考慮した設計となっている。そのほか,撮影の際に,ディテクターの位置を自動的に検知する“グリッドアライメントシステム”によって,位置,距離,角度を管球側の8インチモニタで確認しながら正確な位置合わせができる。
ステージ後方のモニタでは,日本での第1号導入施設となった大阪府立中河内救命救急センターの導入事例をビデオで紹介していた。
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●フルサービスからバックアップのみまで多様なサービスを提供するクラウド・PACS
ITソリューションコーナーでは,医用データクラウドサービスとして「ケアストリーム Vue クラウドサービス」を紹介した。同社では,クラウドサービスを国内では2010年からスタートしており,長い経験と多くの実績を誇っている。昨年より名称を「Vue クラウド」として“バックアップ”,“公開サーバアクセス”,“データ共有”,“遠隔読影”,“遠隔検査予約”などの高機能,高品質のサービスを提供している。今年は,それに加えて3月にリリースした“シンプル&低コスト”のクラウドサービス「DIAS(ディアス) クラウド」を紹介した。DIAS クラウドは,バックアップに特化したサービスで,インターネットVPNを利用して低価格で,病院の画像データをバックアップする。他社製のPACSを使っている場合でもサービスを利用可能なVNA設計で,Vue クラウドサービスとあわせた多様なサービス展開でニーズに対応する。
そのほか,PACSソリューションでは,「ケアストリーム Vue PACS PowerViewer」,タブレット端末での利用可能な「Vue Motion」,ポータルシステムの「Bird-View」などを紹介した。
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●その他
コンパクトタイプのレーザーイメージャの新製品「ドライビュー 5950」を展示した。ドライビュー 5950は,卓上タイプで2スロットルタイプ,マンモにも対応し,紹介検査やじん肺などフィルムが必要な際に対応できる。そのほか,2012年にも出展した半切横のCRパネル4枚をセットして1曝射で撮影が行える長尺撮影システム,DRX-1と操作用のPCなどを組み合わせた「DRX-Transportable システム」,診断部門・治療部門に対応する「ケアストリーム RIS-J 放射線情報システム」などを展示した。また,参考展示として四切(25cm×30cm)サイズのDRX-1を紹介した。
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お問い合わせ先:
ケアストリームヘルス株式会社
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