ITEM2012 EIZO(ナナオ) ブースレポート
LEDバックライトを搭載したモデル「RadiForce LED」をフルラインナップ展示


2012-4-20


ナナオブース

ナナオブース

ナナオは,今年もキーメッセージ「Future Focused すべては未来のために」と,同社の白と自然の樹木のシルエットを基調としたナチュラルなキーグラフィックスを用いたデザインのブースを展開した。ブースは,PACS,マンモグラフィ,IVR手術室,品質管理ソリューションなど,コーナー別に各種モニタソリューションを紹介していた。(4月14日取材)

 

●LEDバックライトを搭載したモデル「RadiForce LED」

RadiForce RX840

RadiForce RX840

今回の目玉として,LEDバックライトを搭載したモデル「RadiForce LED」をフルラインナップ展示した。昨2011年の11月に発売開始した8メガピクセル(MP)のカラーモニタ「RX840」は,3MPモニタ2台分の医用画像に加えて,検査リストも同時に表示できる。 また,現在発売している4MPの「RX430」や5MPモノクロモニタの「GX530」の後継機種として,LEDを搭載したモデルもお披露目していた。
LEDは発光効率が高いため,低消費電力を実現する。また,従来のCCFLバックライトの場合,CCFLが発光する熱や周囲の温度に影響されやすいが,LEDは影響を受けにくいため,輝度均一性が安定している。このほか,CCFLバックライトと比べて,経年劣化の進行が遅く,長寿命化を実現する。さらに,LEDはCCFLに含まれていた水銀をまったく含有していないため,廃棄処分時などに環境への負荷を軽減する。

4MPカラー液晶モニタ

4MPカラー液晶モニタ

CCFLとLEDの比較

CCFLとLEDの比較

 

●IVR手術室のモニタソリューションのデモンストレーション

ブース中央ではIVR手術室のモニタソリューションを紹介。手術室内にある複数のモニタ情報を信号配信マネージャー「LMM0802」に集約して,60インチカラー液晶モニタ「EIZO RadiForce LX600W」1画面にまとめて表示できる。手術室内にある各システム用のモニタを集約することで,色味の違いが出ることもなく,管理もしやすくなる。
今回のデモでは,6台のワークステーションで発生した画像・映像をコントロールルームのLMM0802に集約し,手術室内の大型モニタの表示内容をコントロールするというものだった。

IVR手術室コントロールルームモニタ(手前右)と,手術室内の大型モニタ(左の奥)

IVR手術室コントロールルームモニタ(手前右)と,手術室内の大型モニタ(左の奥)

 

●モニタ品質管理ソリューション

また,モニタ品質管理ソリューションコーナーでは,ナナオが管理する「RadiNET Pro」サーバでユーザのモニタ情報を一括管理できる「RadiNET Pro Web Hosting」を展示した。施設側のサーバの導入費,初期設定費や,管理コストをカットすることが可能となる。また,モバイル端末からの操作がしやすいデザインのインターフェイスも用意しており,院外からのアクセスもしやすくなっている。

ネットワーク品質管理サーバホスティング「RadiNET Pro Web Hosting」

ネットワーク品質管理サーバホスティング「RadiNET Pro Web Hosting」

 

モバイル端末からのアクセス用にインターフェイスを一新。

モバイル端末からのアクセス用にインターフェイスを一新。

 

お問い合わせ先:
株式会社ナナオ(EIZO)
本社 〒924-8566 石川県白山市下柏野町153番地
TEL 営業1部 メディカル課 03-5715-2014
E-mail [email protected]
http://www.eizo.co.jp/


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