バルコ東陽ブース

バルコ東陽は，バルコの持つテクノロジーをすべて紹介するテクノロジーショーケースとして最新の製品を中心に展示した。診断用，マンモグラフィ用，クリニカル用，マルチモダリティー用，外科用，モバイルポイントオブケア，ハイブリッド手術室用IPソリューション，3Dディスプレイ，QAシステムなどの用途別に製品を紹介した。（4月13日取材）

●カラー・モノクロ同時表示できるCoronis Fusionシリーズ

バルコ東陽は，カラーとモノクロを同時表示できるCoronis Fusionシリーズの4メガピクセル新製品「Coronis Fusion 4MP DL」や6メガピクセルの「Coronis Fusion 6MP DL」，10メガピクセルグレースケールの「Coronis Fusion 10MP」を展示した。

Coronis Fusion 4MP DL

Coronis Fusion 6MP DL

●デジタルマンモグラフィ専用モニタ製品群

マンモグラフィ専用モニタとしては「Mammo Tomosynthesis 5MP」，「Coronis 5MP」，10メガピクセルのグレースケールモニタ「Coronis Fusion 10MP」を展示した。
マンモトモシンセシス専用の5メガピクセルグレースケールモニタ「Mammo Tomosynthesis 5MP」は，マンモトモシンセシス専用のモニタとして米国FDAの認可を得ており，データサイズの重いトモシンセシス画像をなめらかに表示できる。

Mammo Tomosynthesis 5MP

Coronis Fusion 10MP

●ハイブリッド手術室向けIPビデオソリューション「Nexxis」

手術室で必要なさまざまな画像をIP変換して1つの大きなモニタにまとめて表示し，手術室環境を簡単に整備できるハイブリッド手術室向けIPビデオソリューション「Nexxis」を展示。「Nexxis」は，広帯域10Gbps IPネットワークを使用することで，拡張用接続ケーブルや複雑なシステム構築が不要になる。通常，画像を圧縮することで最短でも15msの表示の遅れが生じるが，10GbpsのIPネットワークにより，非圧縮でタイムラグのない画像配信が可能になり，内視鏡下の外科手術やインターベンショナル・ラジオロジー（IVR）などの安全性を向上させる。

ハイブリッド手術室向けIPビデオソリューション「Nexxis」

●ポイントオブケアソリューション ＆ QAソリューション

このほか，患者には入院環境の快適さを提供し，医療スタッフには，電子カルテや医用画像を表示させて業務効率化を可能にするベッドサイドターミナルや，同社のオンラインモニタ精度管理システム「Medical QA Web」およびiPad上で医療画像をDICOM Qualityで表示，QA管理ができる「Medical QA Web Mobile」なども展示した。

ベッドサイドターミナル

Medical QA Web Mobile