NEC,介護・福祉SNSとリンクしたID-LinkやMegaOakHRのパス分析機能などをアピール

2015-7-17


NEC ブース

NECは,同社の電子カルテシステム「MegaOakHR」のほか,シーエスアイの電子カルテシステム「MegaOak-MI・RA・Is/PX」,日本事務器のヘルスケア情報連携サービス「PHRMAKER」などを展示した。

MegaOakHRでは診療データ活用機能として,“モニタリングシート”,“ヒストリーマップ”,“全文検索”の機能を中心に紹介した。また,済生会熊本病院と共同開発した“パス分析機能”では,クリニカルパスのバリアンスの収集と分析を効率化し,医療機関におけるPDCAサイクルの適応を支援する。また,地域医療連携ネットワークサービスの「ID-Link」は,在宅医療や介護のコミュニケーションサービスである「PersonalNetworkぱるな」(NDソフトウェア)と「MedicalCareStation」(日本エンブレース)との連携をリリースしたが,会場でもID-Linkの紹介と同時に,医療,介護,福祉へ広がる地域連携ネットワークの必要性をアピールしていた。

ブースでは,ほかにも技術展示として,画像認識ソリューションを利用して薬剤の包装から名前を表示したり,正規品ではない偽物を検出するデモを行った。持参薬の特定などへの利用も期待される。そのほか,スマートセキュリティソリューションとして,NECの顔検出/顔照合エンジンである“Neo Face”を使って医療機関での高齢者での徘徊などを素早く検知し,通知するシステムを紹介した。

MegaOakHRの診療データ活用機能“モニタリングシート”

MegaOakHRの診療データ活用機能
“モニタリングシート”

“ヒストリーマップ”では,画面では実感しにくい記載の量や多さを表示する工夫を盛り込んでいる。

“ヒストリーマップ”では,画面では実感しにくい記載の量や多さを表示する工夫を盛り込んでいる。

   
googleなどのようにカルテの内容を検索できる“全文検索”

googleなどのようにカルテの内容を検索できる
“全文検索”

クリニカルパスにおけるバリアンスの分析を効率化できる“MegaOakHRパス分析機能”

クリニカルパスにおけるバリアンスの分析を効率化できる
“MegaOakHRパス分析機能”

 

介護SNSなどとの連携を強化した地域医療連携ネットワークサービス「ID-Link」を紹介

介護SNSなどとの連携を強化した地域医療連携ネットワークサービス「ID-Link」を紹介

 

法人間での医療,介護,福祉システムの連携を実現する日本事務器の「PHRMAKER」

法人間での医療,介護,福祉システムの連携を実現する日本事務器の「PHRMAKER」

 

画像認識ソリューションで薬剤名前検索など医療を支援するシステムを提案

画像認識ソリューションで薬剤名前検索など
医療を支援するシステムを提案

NECの顔検出/顔照合エンジン“Neo Face”は誤認識の少なさが特長。登録した顔を検出してアラートを出すことができる。

NECの顔検出/顔照合エンジン“Neo Face”は誤認識の少なさが特長。登録した顔を検出してアラートを出すことができる。

 


国際モダンホスピタルショウ2015
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