キヤノン,レドレン・テクノロジーズ社の完全子会社化が完了
2021-9-29
キヤノン(株)と,カナダのレドレン・テクノロジーズ社(Redlen Technologies Inc.,本社:カナダ ブリティッシュコロンビア州,以下「レドレン社」)は, レドレン社をキヤノンの完全子会社とすることについて2021年9月7日に合意し,手続きを 進めてきた。2021年9月28日に株式取得手続きが完了し,キヤノンがレドレン社を完全子会社化した。
今回のレドレン社の完全子会社化により,キヤノンはPhoton Counting CT(以下「PCCT」)の 開発に重要な役割を果たすCadmium Zinc Telluride(テルル化亜鉛カドミウム,以下「CZT」) 半導体検出器モジュールにおける放射線検出とイメージングの先進技術を有することになる。これにより,キヤノンメディカルシステムズ(株)を中心に市場競争力のあるシステムとしての PCCTの開発を加速させ,CTをはじめとするシステム事業の強化を目指す。同時に,CZT半導体検出器モジュールを全世界の医療用機器メーカーに供給できることとなり,メディカル分野におけるキヤノンのコンポーネント事業の強化が可能になる。キヤノンの「メディカル グループ」において,同社製品であるCTの強化と同時に,コンポーネント事業を通じて世界の医療用機器メーカーに先進技術を提供することで,画像診断技術の発展に寄与していく。
●問い合わせ先
キヤノン(株)
global.canon
- 【関連コンテンツ】