HOYAグループ,内視鏡分野でWassenburg Medical Devices社とのジョイントベンチャーを開始

2013-10-31

内視鏡


HOYAグループは,オランダの自動内視鏡洗浄装置(AER)のマーケットリーダーであるWassenburg & CO BV(ワッセンバーグ社,以下Wassenburg社)の過半数株式を取得する契約を締結したことを発表した。クロージング予定日は11月1日。

医療用軟性内視鏡の製造・販売を手掛けるHOYAグループPENTAX Medical事業部は今回の戦略的な出資を通じて,内視鏡から自動洗浄装置まで,より幅広く優れた製品を世界の顧客提供することを目指す。Wassenburg社も同様に幅広い製品を提供することで同じシナジーを追求していく。

同ジョイントベンチャーのもう一つの目的は事業の地域的な拡大である。Wassenburg社は西ヨーロッパに強みを持つAERのリーディング企業で,今後はHOYAとのアライアンスを通じて世界最大の内視鏡市場である米国での基盤を得ることになる。HOYAにとっては今後注力するアジア太平洋,東欧,中東,アフリカなどの新興国市場で,より幅広い製品を提供できることになる。

PENTAX Medical事業部グローバルビジネスディベロップメント担当ヴァイスプレジデントのジャヤント・サハ氏は次のように述べている。「これは私たちの内視鏡事業における重要な戦略の一ステップです。Wassenburg社は素晴らしい企業で,同社経営陣もこれまで企業の発展に多大な貢献をしてきました。今後は両社の強みを生かしてより多くの製品を市場に届けて行きたいと考えています。」

今回の合意によりHOYAはWassenburg社の50%超の株式を取得する。HOYAにとっては,軟性内視鏡に不可欠な洗浄装置などの幅広いラインナップを市場に提供しシェアを伸ばす施策の一環と位置付けている。

PENTAX Medical事業部長のガネシュ・ラマスワミー氏は次のように述べている。「私たちは,常により高機能で信頼性の高い臨床的価値をお客様に提供していくことを追求しています。PENTAX MedicalはWassenburg社とともに内視鏡分野で総合的な製品群を提供することを目指します。」

Wassenburg社のマネジングディレクターのArno Wassenburg(アルノ・ワッセンバーグ)は次のように述べている。「Wassenburg社はオランダで一番のAERメーカーになりました。今回の合意は,私たちの事業,お客様,株主にとって,内視鏡の総合的な製品へのアクセスを可能にします。」また,Wassenburg社のマネジングディレクターのRonald Wassenburg(ロナルド・ワッセンバーグ)氏は次のように述べている。「Wassenburg社はHOYAという最良のパートナーを見つけました。これまでWassenburg社の成長に関われたことを名誉に思います。今後はHOYAの世界的な強みを生かして更なる成長を目指していきます。」

HOYAの執行役ライフケア担当COOであるガーツ・シマーマンズは,次のように述べている。「HOYAとWassenburgは共にリーダー企業であり,連携して技術的に優れた製品を提供することはお客様にとって有益となるでしょう。この戦略的なジョイントベンチャーは市場に新しいシナジーを生み出し,双方の製品に役立つものと考えます。」

 

●問い合わせ先
PENTAX Medical
グローバルプロダクトマネジメント統括部
マーケティングコミュニケーション部長
川島 香織
Email: [email protected]
携帯: 080-4794-5842
http://www.hoya.co.jp

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