PHC,リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」の「Mini Tabletop」を発売 ―医療現場のニーズに応える製品ラインアップを拡充
2022-8-1
診療所,病院,および調剤薬局向けヘルスケアITソリューションのプロバイダーとして業界をリードするPHC(株)メディコム事業部(以下,「PHC」)は,2021年12月9日に日本国内で初めて提供開始したリアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」(*1)の製品ラインアップを拡充し,新たに「Mini Tabletop」(*2)の販売を開始した。
「Teladoc HEALTH」は,「あらゆる現場で,いつでも簡単につながる安心を~チーム医療をサポートする,リアルタイム操作可能な遠隔医療システム」をコンセプトとしている。専門医が不足する施設や医師一人では対応が難しい状況等において,遠隔地から医師(専門医や指導医)がつなぐことで,適切な医療提供や専門外症例へのコンサルティングを可能にする。19~45倍までの高倍率ズームや約270~360度回転が可能な高解像度カメラは遠隔地にいる医師主導で操作が可能。周辺機器との接続により簡単に映像や音声を共有できるため,遠隔の医師に現場に立ち会っているかのような感覚を再現する本システムは,発売以来,医療従事者から好評を得てきた。発売当初の4機種は,院内での移動がしやすいカート型2機種,カメラを固定する据付型,持ち運び可能なタブレット型で展開している。
今回発売した「Mini Tabletop」は,現行ラインアップのカート型「Mini」が備える19倍のカメラズームや水平・垂直回転の性能はそのままに,カート部分がスタンドとなったモデル。約34センチメートル四方のスペースがあれば,机や棚の上など,カート型の設置が難しい場所でも使用可能である。そして,付属の専用ケースに収納することで,院外へ持ち運びもできるため,複数施設において巡回でオンライン診療を行う医療従事者などのニーズに応じた,柔軟な運用を実現する。
「Mini Tabletop」の発売に伴い,今後は5機種でのラインアップにて展開していく。また,これまで「Mini」として発売していた製品の名前を変更し,「Mini Cart」として販売する。
PHC(株)にて取締役およびメディコム事業部長を務める大塚孝之氏は,「このたびの『Mini Tabletop』のラインアップ追加により,医療従事者の多様なニーズに柔軟に対応するソリューションを提供することができます。今後もチーム医療体制の強化を図ることで,医療従事者の生産性や患者さんに提供する医療の質向上に貢献していきます。当社は,デジタル技術を活用し,これからも社会やユーザーのニーズに応える新しいビジネスモデルの構築を目指します」と述べている。
(*1) www.phchd.com/jp/phc/news/2021/1209
(*2) www.phchd.com/jp/bx/telehealth/devices/teladoc-health-mini
●問い合わせ先
PHC(株) メディコム事業部 遠隔医療ソリューション部
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