アルム,医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」に世界初となるWeb会議機能を搭載
〜カンファレンスやオンライン診療をよりセキュア・シームレスに〜
2022-2-4
(株)アルム(以下 アルム)は,日本初の医療機器プログラムとして認証および保険収載されている医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」(販売名:汎用画像診断装置用プログラム Join)へ,新しくWeb会議機能を追加したことを発表した。このWeb会議機能は一般的なWeb会議システムと異なり,セキュアな環境でDICOM規格の医用画像を共有しながら,多拠点間でのWeb会議が可能。医用画像を表示・共有しながらオンラインで会議ができる機能を医療機器プログラムで実現することは世界初*となる。
*アルム調べ
Joinは,アルムが開発・提供する,医療関係者がセキュアな環境でコミュニケーションをとることができるアプリ。標準搭載されたDICOMビューワーで医用画像を閲覧,チャットに共有することで,夜間休日などに院外にいる医師へのコンサルテーションツールとしての活用や,救急患者の転院時の病院間連携・情報共有などに利用されている。本アプリは2016年に日本で初めて保険診療の適用が認められた医療機器プログラム。
今回アルムは,医療現場の声に応え,JoinにWeb会議機能を追加した。この機能により,DICOM規格の医用画像や手術映像を共有しながら多拠点間におけるWeb会議の開催が可能になる。
■Web会議機能について
所属しているチャットグループの範囲内や連絡先に登録されているユーザーを選択し,最大50人までのグループ音声・ビデオ通話をすることが可能。通話を維持したまま画面の切り替えができ,チャットの送受信や閲覧が可能である。 Join Web版からビデオ通話に参加すると,通話の参加者へ画面共有が可能になる。なお,本機能の利用に際し,使用しているアプリバージョンが最新であることを確認。
システム要件並びに環境についての問い合わせは,Joinサポート窓口まで。
▼Joinサポート窓口
メールアドレス:[email protected]
<高度なセキュリティ対策>
安心して利用できるよう,以下のようなセキュリティ対策を実施している。
・専用GWによる患者個人情報の匿名化
・端末に保存するチャットデータの暗号化
・院内システムークラウド間のVPN接続による暗号化
・端末ークラウド間のTLS/SSL通信による暗号化
・アプリ起動時のパスコードロックによる不正閲覧の防止
・医用画像データは端末に一切保存されない(キャッシュは都度削除)
・ISMS認証(承認番号61036)の取得
・HIPAA(Health Insurance Portability and Accountability Act)に準拠
この機能の搭載により,医療者間の遠隔カンファレンスや,主治医が患者と対面しながらJoinで専門医にコンサルテーションを仰ぐことのできる「D to P with D(Doctor to Patient with Doctor)」型オンライン診療などに役立てられるよう目指す。 引き続きアルムは「すべての医療を支える会社(All Medical)」として,今後も医療現場に貢献できるサービスを提供していく。
●問い合わせ先
(株)アルム
https://www.allm.net/