ヒューマノーム研究所,コニカミノルタと画像AI/IoT導入の拡大に向けたソリューション提供について業務提携を開始
画像AI導入のPoCから信頼できるプラットフォームの構築・提供まで,一連の開発を迅速に実現
2021-12-23
AIが身近になる環境開発に取り組む(株)ヒューマノーム研究所(以下「ヒューマノーム研究所」)は,コニカミノルタ(株)(以下「コニカミノルタ」)と,画像AI/IoTを活用したソリューション提供に向けて業務提携を開始する。ヒューマノーム研究所の提供する安価な物体検知AIを迅速に構築するノーコードツール「Humanome Eyes(ヒューマノーム・アイズ)」と,コニカミノルタの提供する画像IoTプラットフォーム「FORXAI(フォーサイ)」の連携運用が可能となる。
Humanome Eyes:https://humanome.jp/activities/eyes/
FORXAI::https://forxai.konicaminolta.com/
経済産業省「AI導入ガイドブック」(※1)によると,国内中小企業約360万社の中で,AI導入済の企業はわずか3%にとどまり,導入に至らない理由として「費用対効果が不明」「プログラミングスキルを持つ人材不足のため,開発・運用の担い手が不在」という回答が挙げられている。
ヒューマノーム研究所は,これらAI導入にあたっての諸問題を抱える中小企業におけるAI開発を推進するため,プログラミング不要の物体検知(※2)AI構築ツール「Humanome Eyes」を開発している。Humanome Eyesは,従来3ヶ月から半年程度要したAI構築のPoCを1日程度に短縮することで,AI構築にかかる時間・コストの圧縮を可能とした。これにより,開発コストに限りがある組織でも,AIを通じた業務改善や新規事業開拓策の早期導入を実現する。
「FORXAI」は,コニカミノルタの強みであるイメージング技術をベースに最新のIoT,AI技術を融合させた,顧客やパートナーと共に社会のDXを加速させる画像IoTのプラットフォーム。ヒューマノーム研究所は,この度「FORXAI」に新たなパートナー企業として参画する。
「FORXAI」との提携により,Humanome Eyesで構築したAIを運用する際,コニカミノルタの培った信頼性の高い画像IoTソリューションとの連携が可能となった。
ヒューマノーム研究所は,今後も事業の様々なシチュエーションにおけるAI活用を広げ,人々が健康で幸せに暮らせる社会づくりに取り組んでいく。
■内容補足
経済産業省|AI導入ガイドブック 概要版:https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/AIutilization.html
物体検知:画像からそこに写る物体(矩形位置で示した範囲)を自動で検出し,さらにそれが何の物体であるかを特定する技術。商品の外観検査・農作物の成熟度検査・顔認識システム・医療診断サポートなど,幅広い産業分野で活用されている。
●問い合わせ先
ヒューマノーム研究所
https://humanome.jp/