インフォコム,病院就業管理システム「医師の働き方改革」オプション提供開始
複数デバイスで医師の行動履歴を取得,勤務実績を自動作成

2021-10-4

インフォコム


Smart CWS

インフォコム(株)は,医療機関向けに提供している「CWS(シーダブリューエス)就業管理システム」について,複数の非接触デバイスや電子カルテから得た行動履歴を組み合わせて医師の勤務実績を自動で作成し,より正確な勤務管理が可能となり職員の負担軽減につながる,医師の働き方改革支援のオプションサービス「Smart CWS」の提供を10月4日より開始する。

●背景

同社は,2014年から医療機関に特化した就業管理システム「CWS」の販売を開始し,現在全国200を超える医療機関で利用されている。
医師の働き方改革推進に伴い,2024年度から勤務医にも罰則付きの残業規制が適用され,時間外労働は年間960時間まで,地域医療体制の確保や研修医の技能向上などに必要な場合でも年間1860時間までに制限される。ただ,医師の勤務形態は,宿直や他病院での兼業・副業などがあり複雑かつ業務負荷が高いことから,医師本人が勤務実績を入力することも困難な状況であり,残業規制開始まで3年を切る中,前提となる勤務実態の把握・管理は多くの医療機関で進んでいないのが現状。

●「Smart CWS」サービス概要

看護部門を含む病院スタッフのシフト作成・勤務管理を行うCWSに本オプションを追加することにより,医療機関で課題となっている医師の勤務管理について,医師本人や職員の負担を軽減しながら,より正確に行うことが可能となる。

(1)非接触デバイスや電子カルテの利用記録連携による医師の勤務状況の把握
・提携するAI顔認証カメラ,ビーコン(電波受発信器),電子カルテの利用記録など,複数デバイスで把握した行動履歴を組み合わせて自動で医師の勤務実績を作成。スマホ上のアプリから承認するだけの簡単な操作で,多忙な医師に負担をかけることなく勤務状況を把握
・始業・終業時刻のほか,宿直,時間外勤務,医師特有の業務外時間(自己研鑽,外勤)を分類して記録

(2)「医師労働時間短縮計画書」の作成支援
・「医師労働時間短縮計画書」で報告が求められる医師の労働時間数を項目ごとに出力

■システムイメージ(赤枠部分が新オプションによる対応箇所)

システムイメージ(赤枠部分が新オプションによる対応箇所)

 

■Smart CWSオプション費用:500万円~(CWS本体,非接触デバイス費用別途)

■サービス紹介ページ:https://service.infocom.co.jp/healthcare/ope/cws-lp/index.html

●今後の展開

本オプションについて,医師の兼業・副業の管理を含め,医師の働き方改革に必要となる機能についても順次追加をしていく予定。
同社は今後も,就業管理システム「CWS」により医師の働き方改革に取り組む医療機関を支援していく。

 

●問い合わせ先
インフォコム(株)ヘルスケア事業本部 病院情報システム部
TEL 03-6866-3780
[email protected]

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