認知機能の健診データとして全国初の取り組み:ミレニアの「あたまの健康チェック®」とNOBORI の「PHRアプリ」が連携開始
全国どこで受検しても,PHRアプリを通じて自身の認知機能データが管理できる基盤整備を目指す

2021-6-22

介護


ミレニアの「あたまの健康チェック」とNOBORI の「PHRアプリ」が連携開始

セントケア・グループ(2374)の(株)ミレニア(以下「ミレニア」)と,テクマトリックスグループ(3762)の(株)NOBORI(以下「NOBORI」)は,ミレニアが全国の健診・ドック施設向けに提供する認知機能スケール「あたまの健康チェック®」のデータとNOBORIの提供するPHR(Personal Health Record)アプリとの連携を開始する。

自分自身の医療情報をスマートフォンなどで管理できるPHRシステムにおいて,未病・予防領域における認知機能情報の健診データ連携としては,全国で初めての取り組みとなる。これにより,受診者は健診結果と共に認知機能の評価,その経年変化を容易に把握できるようになる。

石川県白山市の公立松任石川中央病院では,2021年4月から院内健診施設において「あたまの健康チェック®」の運用が開始されており,2021年7月からは受検データをNOBORI  PHRアプリ上で,閲覧,管理できる仕組みが稼働する。
同病院PETセンター長の横山邦彦先生のコメント
「10分程度,簡単な質問に回答するだけで,安定した定量評価によりMCIを検出できます。病気を見つけるためではなく,生活習慣を見直し認知機能を維持するためのきっかけを提供できます。血液検査結果や画像データのみならず,「あたまの健康チェック®」も患者さま自身がPHRで所有できることは意義深いと思います。地域の健康寿命延伸のため,PHR等を活用してより広域での取り組みに発展させたいと考えています。」

MCI(軽度認知機能障害)とは,病気ではなく,正常者より認知機能が軽度に低下した状態。アルツハイマー型認知症では,この期間が10年以上あり,運動,食事,脳トレ等で介入すれば改善するが,放置すると5年で約半数が認知症を発症するといわれている。

ミレニアとNOBORIは両社のクラウドシステムを連携させ,受診者が希望する場合,全国どこで受検しても,PHRアプリを通じて自身の認知機能データが管理できる基盤整備を目指していく。さらに,それぞれの事業資源を持ち寄り,認知症予防,認知機能維持に取り組む自治体に対し,PHRシステムやクラウドICT技術を活用した包括的支援サービスの提供を計画している。

●認知機能スケール「あたまの健康チェック®」とは
認知機能低下の訴えのない健康な方(対象年齢30歳~99歳)から受けられる,国内では初めての簡易認知機能チェックであり,健常~MCI群における認知機能の定量的経時評価が可能なスケールで,被検者の微細な認知機能の状態を0〜100の指数値で分かりやすく経時評価する。国内では,国の認知症予防事業の公式認知機能検査に選択されていることをはじめ,全国の脳ドック学会認定施設やその他健診施設,地方自治体,大学他でも広く採用されている新しい認知機能スケール。一般的な認知機能評価法とは異なり,院外,非医療スタッフでも運用が可能である点が特徴。
※MMSE等,従前の認知症の有無や症状を評価するための神経心理検査とは評価領域が異なる。

 

●問い合わせ先
セントケア・グループ(2374)(株)ミレニア
あたまの健康チェック®担当
TEL 03-5408-7770
Mail: [email protected]
https://www.millennia-corporation.jp/ninchi/mci/index.html

(株)NOBORI
PHR事業開発室 
TEL 03-4405-7834
Mail: [email protected]
http://www.nobori.in/

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