メディカル指南車,AIが画像診断の知識・経験,症例を提供する“画像診断ナレッジサービス「読影指南」”をフィリピン医療従事者に提供開始

2021-6-2

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特定非営利活動法人メディカル指南車は,“画像診断ナレッジサービス「読影指南」”の 英語版”Diagnostic Imaging Tutor”を「フィリピンにおける医療画像診断能力強化支援事業」研修プログラムに活用すべく検討を行ってきたが,今回フィリピン呼吸器医学会に所属する医師への提供について契約を締結した。

1. フィリピンにおける医療画像診断能力強化支援事業について
フィリピンでも日本同様呼吸器疾患の診断として胸部X線における画像診断が行われるが,日本では必要に応じて併用されるCT検査装置が人口比で日本の100分の1程度の台数しかなく,しかも全額自費負担となるために,胸部X線における画像診断が患者の生死を左右する可能性が極めて大きい。そこで,AIが画像診断の知識・経験,症例を提供する“Diagnostic Imaging Tutor”を,国立研究開発法人 国立国財医療研究センター 国際医療協力局が 推進する医療技術等国際展開推進事業「フィリピンにおける医療画像診断能力強化支援事業」の研修プログラムに提供し,フィリピンの医療従事者に対する研修を行ってきた。

ガットアンドリュース記念病院における研修

ガットアンドリュース記念病院における研修

 

令和2年度 医療技術等国際展開推進事業web報告会での報告資料
https://kyokuhp.ncgm.go.jp/activity/open/R2pdf/2020_13_o25.pdf

2. これまでの取り組み成果
これまでの取り組みで,フィリピン呼吸器医学会に所属するフィリピン全土の 医師117名に利用していただき有効性に対する高い評価を得たことや,ガットアンドリュース記念病院において10名の放射線技師に対して講義・研修を行ってきた。その結果,今年度は新型コロナウイルスによる都市封鎖が続く中で,第一弾としてフィリピン呼吸器医学会に所属する各病院の医師65名との利用契約を締結した。

3. 協業パートナーの募集について
フィリピン国内への普及促進をはじめ,東南アジア諸国へ提供する準備を行っていく。海外における普及促進にあたっては,進出しようとする意図をもって協働して取り組んでいただけるパートナー企業の募集を行う。

 

●問い合わせ先
特定非営利活動法人メディカル指南車 事務局
副理事長 笹井浩介
TEL 06-6944-4708 (受付時間:平日 10:00-18:00)
(在宅勤務が多いので留守電になっている場合は090-5013-1128まで)
E-mail:[email protected]
https://www.medicalshinansha.or.jp

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