リックソフト事例紹介,富士フイルム社が従来のグループウェアとECMを見直し,Alfresco Content Servicesを導入
2020-4-30
リックソフト(株)は,米ソフトウェア企業のAlfresco Software, Inc.(以下アルフレスコ社)が開発・提供する文書管理ツール『Alfresco Content Services』(以下,Alfresco)を活用し,膨大な技術ドキュメントをAlfrescoプラットフォーム上で登録・管理・公開する仕組みを富士フイルム(株)のメディカルシステム事業部に提供したことを発表した。
今回のAlfrescoの導入の結果,同社のメディカルシステム事業部では,国内外で同一レベルのドキュメント管理が可能になり,数万点以上のドキュメントの発行・管理・公開のフローの効率が向上した。
1.概要
富士フイルムグループの医療事業を担うメディカルシステム事業部は,画像診断分野においてデジタル化の先駆けとして知られ,世界で初めて開発したデジタルX線画像診断システム『富士コンピューテッドラジオグラフィ(FCR)』は全世界の医療現場で活用されている。同事業部における医療機器全般の設置・保守を担当する国内外の多数のフィールドエンジニアが,数万点以上の技術ドキュメントの発行・管理・公開にAlfrescoを利用している。
具体的には,発行部門が文書をAlfresco上に登録すると,それらが公開承認フローに回されるように設計されており,承認された文書のみがAlfresco上で公開されるシステムを構築した。承認された文書は,国内外からの閲覧が可能。Alfresco導入前の同事業部では,国内外で別システムを運用しており,全社での統一された文書管理に課題があったが,今回のシステム刷新においてAlfrescoを選定の結果,国内外で統一したシステムを利用することで管理作業の効率化に成功し,利用者側の可用性を向上させた。
2.今後の展望
今回,富士フイルムグループの医療事業を担うメディカルシステム事業部の文書管理において協力し,国内外問わず効率の良い文書管理システムを構築したことに対して,同社から高評価を得た。特に,リックソフトのJira,Confluence,Slackといったツールを活用した迅速なサポート体制にも満足を得られた。
今後はクラウドサービスならではの他アプリケーションとの連携部分も強めていくことで,引き続き富士フイルムメディカルシステム事業部の価値向上に貢献し,顧客の成功を第一に目指したツールの提供に取り組んでいく。
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