インフォコム,研究者向けデータ解析プラットフォーム「BioXM」を販売
-情報と研究者の知識を統合し解析を支援-

2019-12-19

インフォコム


インフォコム(株)は,欧米企業を中心に研究者向けITサービスを開発・提供するBiomax Informatics AG(ドイツ,CEO Dr. Klaus Heumann,以下Biomax)と契約し,ライフサイエンス領域のデータ解析プラットフォーム「BioXM」の販売を開始した。

●背景

製薬企業における研究開発部門では,日常的に社内外の膨大な研究データを取り扱っており,近年そのデータの量,種類,更新頻度は増大している。また,臨床データや統計データ等を自社の研究に組み合わせることにより,効率的かつ高度な解析が求められている。

●製品概要

「BioXM」は,社内外の研究データ(論文,実験データ,化合物データ,遺伝子データ等)を検索・抽出・解析し,データ間の因果関係を視覚的に表現し知識として活用するデータ解析プラットフォーム。

●主な機能

・構造化・非構造化データの一元管理が可能なリポジトリ機能
・公開データベース(論文,臨床試験,遺伝子,化合物等)への自動接続機能
・データの意味付け・解析等を支援するデータ解析支援機能
・解析結果を元に,データ間の因果関係を可視化する機能

●販売実績

製薬:Boehringer Ingelheim GmbH(ドイツ), Sanofi S.A.(フランス)
食品:Nestlé S.A.(スイス)
官公庁:欧州特許庁 等

●販売計画について

オンプレミス及びクラウド形式での販売・サポートを行い,今後3年で20社の導入を見込んでいる。また,製薬企業等で広く活用されているワークフロー型データ解析ソフト「KNIME※1」と組み合わせて利用する事により,経験が少ない研究者でも高度なデータ解析を実現できるよう支援していく。

●BioXM概念図

BioXM概念図

 

※1 KNIME:データ処理から分析,レポーティング機能を有するオープンソースのデータ分析ソフト
※2 データレイク:構造化/非構造化を問わずデータを保存できるリポジトリ。項目が決められた表形式のデータを扱うDWHと異なり,整理されていない様々なデータを扱うことができ,今後のビッグデータ解析の必須技術とされている。

 

●問い合わせ先
インフォコム(株)
ヘルスケア事業本部 ヘルスケアサービス部 ライフサイエンスG
TEL 03-6866-3860
[email protected]
https://www.infocom.co.jp/

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