メディカル・エイド,MRI用電磁波防護衣「MRIプロテクター」,一般医療機器「放射線障害防護用器具」として登録され販売を開始

2019-8-13

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MRI用電磁波防護衣「MRIプロテクター」

平成30年7月に販売を開始したメディカル・エイド社開発のMRI用電磁波防護衣「MRIプロテクター」は,同年10月に大阪府薬務課より,MRIから発生するRFパルスは非電離放射線であり,X線防護衣と同様に放射線障害を防護する医療器具であるとの注意を受け,メディカル・エイド社はただちに本品を回収した。
平成31年1月にPMDAより本品が一般医療機器「放射線障害防護用器具」であると認定され,その後,医療機器登録に向けて性能試験や安全性試験を追加し,改良を加えた上,令和元年7月22日に本品の一般医療機器登録が完了している。9月より本品は一般医療機器「放射線障害防護用器具」として販売を開始することとなった。

●MRIプロテクターの特徴(※特許出願中)

1.汚れを拭き取るだけでお手入れが簡便で洗濯や滅菌も可能
(1) 保護材の表地に防水・透湿生地を使用しているので,使用後,汗や血液などの付着や汚れを簡単に除菌クロス等で拭きとり衛生管理できる。
(2) 必要に応じてガス滅菌(低温滅菌)が可能。
(3) 汚れがひどい場合は石油系ドライクリーニングで洗濯できる。
(4) 裏地は制菌・抗菌・消臭加工した素材を使用しており衛生的。

2.防護材の銀繊維は安全性や耐久性が高い
(1) 防護材に使用されている銀繊維メッシュは非磁性で電磁波シールド性能も高い素材。
(2) 防護材の銀繊維メッシュは電磁波防護服用としてメディカル・エイドが開発した素材で,抗菌性,軽量,高耐久性があり,金属アレルギー症状発現度が低い安全性の高い素材。
(3) 銀繊維は長繊維なので毛羽立ちがなく,繊維が飛散する可能性が低い。
以上のように他の電磁波遮蔽素材と比較して医療現場ではもっとも適した素材となっている。

3.人体各部に対応した各種製品を展開と使用例
MRIプロテクターはMRI検査着等の上から着用する。隙間から電磁波が侵入しないように身体の大きさに合わせて面ファスナやベルトなどで調整し,身体にフィットさせて使用する。臨床使用している医療現場では以下のようなケースでMRIプロテクターを活用している。
(1) 型式MPVT01:ベスト
頭部検査の際に刺青・ステント・胸骨ワイヤー装着者に使用
(2) 型式MPFC01:フィットコート
頭部検査の際に刺青・ステント・胸骨ワイヤー・人工股関節 (THR)・腹部ステント装着者に使用
(3) 型式MPPT01:パンツ
頭部・胸部検査の際に人工股関節・腹部ステント装着者に使用
(4) 型式MPRS01:ロールシートA
頭部・腹部検査の際に人工股関節(THR)・人工膝関節(TKR)・手首金属固定具装着者,折り返しアーチファクト対策に使用
(5) 型式MPRS01:ロールシートB
下腹部検査の際に刺青・ステント・胸骨ワイヤー装着者に使用
(6) 型式MPMT01:ミトン
頭部,腹部検査の際に手指金属固定具・指輪・ネイル装着者,バルーンスイッチ使用者に使用
(7) 型式MPNG01:ネックガード
乳房検査の際に頸部ステント装着者に使用(ベストやフィットコートと併用する場合もある)。

人体各部に対応した各種製品を展開と使用例

 

●問い合わせ先
メディカル・エイド(株)
TEL 0725-53-3270
E-mail: [email protected]
http://www.medical-aid.co.jp/

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