AXIVE,日本初,介護従事者216万人の業務を助ける転倒検知トラッキング型AIを開発
〜印刷テクノロジーを駆使して事業を展開する凸版印刷グループ企業トッパン・コスモとサービス開発〜
2019-7-17
高齢者の転倒検知(開発中画像)
AI技術開発ベンチャー(株)AXIVEは,介護領域に活用可能な「うずくまった」「よろけて転んだ」といった姿勢・動作を認識するトラッキング型AI技術を開発した。
同技術は,高齢者が人目を離れた【一人の時】に発生する危険な【転倒】をAIがリアルタイムで【検知】することができるAIシステム。
(AI技術の説明動画はこちら: https://youtu.be/8NmKLuofuB4 )
同技術は,公益財団法人東京都中小企業振興公社が運営する,「次世代イノベーション創出プロジェクト2020助成事業」の採択企業に選定され,商品化プロジェクトが現在進行中である。
[転倒転落が救急搬送の8割]
東京消防庁の統計*では高齢者の救急搬送72千人のうち80%の58千人が転倒転落である。
[介護現場が望む検知TOP3]
1位:居室・トイレ内の転倒検知
2位:徘徊検知
3位:排尿・排泄検知
AXIVEは,【高齢者の転倒検知】に焦点を当てたAIエンジンを開発し,介護現場の負担軽減を目指す。
AXIVEは,介護や高齢者見守りの現場へのAI導入を通じ,顧客と社会に大きなメリットを提供することに取り組んでいる。中でも,ディープラーニングを活用した高齢者見守り・自立支援の領域を重点取組分野と位置付けており,今回採択された研究開発テーマ「AIによる高齢者見守りシステムの開発」は,斬新な着想とそれを具現化する技術力が評価されたものと考えている。
AXIVEのAIシステムが介護施設等の夜間巡回を代行することで,入居者に快眠サイクルをもたらし,当直者の負担も大きく軽減することが可能になる。昨今の,介護士および介護サポーターの離職問題を解決するサポーターになるシステム。
商品化プロジェクトでは,(株)トッパン・コスモのデータ伝送技術を活かし,サービス開発を進める。なお,本サービスは地域包括ケアEXPO[大阪](2019年2月20~22日開催)のトッパン・コスモ展示ブースにおいて「AXIVE見守り代行システム」として参考出展し,多くの反響があった。
※介護職員216万人の出典元:厚生労働省発表による介護職員の必要数の推計より
*東京消防庁「事故種別ごとの高齢者の救急搬送者数」(平成28年)より総計72,198人うち転倒転落58,351人
●問い合わせ先
(株)AXIVE
http://axive-ai.co.jp/