（株）インテグリティ・ヘルスケアは，サントリーホールディングス（株）（以下「サントリー」）に対し，サントリーの健康経営施策としてオンライン診療システム「YaDoc（ヤードック）」を提供する。

オンライン診療は今年4月より保険適用され，医療機関での普及が始まっている。インテグリティ・ヘルスケアは，自社が開発するオンライン診療システム「YaDoc」を全国の医療機関に提供し，通院が困難な高齢者や，忙しい勤労世代の健康維持・増進に寄与してきた。また，オンライン診療が企業の健康経営への新たなソリューションとして活用されるべく，現在取り組みを進めている。

今回，インテグリティ・ヘルスケアは，サントリーの健康経営に対する新たな施策として，「社員の健康」と「家族の健康」の維持および増進を図るため「YaDoc」を提供する。

まず，「社員の健康」への施策として，40歳未満のサントリー社員^※に対して「YaDoc」を用いたオンラインでの保健指導を今年10月から実施する。厚生労働省が定める40歳以上を対象とした特定保健指導に加え，同基準に該当する40 歳未満の社員に対して早期に保健指導に取り組むことで，社員の健康維持と増進を図る。

また，「家族の健康」への施策として，サントリー社員※と離れて暮らす家族（75歳以上の後期高齢者）に対し「YaDoc」の利用環境を整え，かかりつけ医によるオンライン診療を実現する。本施策についても今年10月から福岡市，名古屋市などエリアを限定して導入し，高齢家族の受療環境整備を通じて，離れて暮らす社員の安心感の醸成や負担の軽減を図る。

^{※サントリーホールディングス（株）・サントリー食品インターナショナル（株）籍}

なお，インテグリティ・ヘルスケアは本施策を機に，TVシステムなど高齢の方でも安心して利用可能なデバイスの開発を進めていくほか，企業の健康経営施策と連携し，医療を必要とする方々へ適切な医療が届けられるよう，オンライン診療の普及をより一層進めていく。

インテグリティ・ヘルスケアは，「人とテクノロジーの融合」により，全ての人々が自ら健やかな心身であることを大切にする社会，そして病を抱えても，年齢を重ねても安心して暮らすことができる社会インフラの創造を推進していく。

インテグリティ・ヘルスケアが目指す社会と本施策の範囲

●本施策概要

●「社員の健康」40歳未満のサントリー社員へのオンライン保健指導
導入時期：2018年10月
導入システム：オンライン診療システム「YaDoc（ヤードック）」
対象者：生活習慣病予備群の40歳未満社員^※
指導者：インテグリティ・ヘルスケア提携の保健師，看護師，管理栄養士
内容：厚生労働省が定める特定保健指導に準じた指導を実施。指導内容はサントリー保健スタッフへも共有
^{※：サントリーホールディングス（株），サントリー食品インターナショナル（株）籍の社員}

●「家族の健康」サントリー社員の高齢家族へのオンライン診療
導入時期：2018年10月
（福岡市，名古屋市などエリアを限定して導入後，順次拡大予定）
導入システム：オンライン診療システム「YaDoc（ヤードック）」
対象者：以下を満たす社員^※1・配偶者の両親
　　　　(1) 遠隔地^※2 に住む75歳以上の後期高齢者
　　　　(2) 介護が必要等，通院への負担が大きい場合
　　　　(3) オンライン診療の諸条件を満たす場合
診療者：象者のかかりつけの医療機関
内容：タブレット端末を使用したオンラインでの保険診療
（オンライン診療は医師が可能と判断した場合に利用が可能です。原則として，初診は対面で行う必要がある）
^{※1：サントリーホールディングス（株），サントリー食品インターナショナル（株）籍の社員
※2：導入時は福岡市，名古屋市など特定エリア対象}

●オンライン診療システム「YaDoc」概要

サービス名：オンライン診療システム「YaDoc（ヤードック）」
提供開始日：2018年1月
URL：https://www.yadoc.jp/