インフォコムとZ-Worksが資本・業務提携,介護業務の効率化を実現するIoTシステムを共同開発
2017-2-15
インフォコム(株)は,介護業務の負担軽減や効率化を実現するIoTシステムの実用化を進める(株)Z-Works(ジーワークス)に出資し業務提携した。
●資本・業務提携の背景と目的
高齢化が急速に進む日本では要介護者が増加する一方で,介護業務に携わる方々の人材不足や負担増大等が深刻な問題になっている。介護の現場ではこの問題を解決するためIT化が検討されている。
このような状況下,インフォコムはヘルスケア事業を重点事業と位置付け,既存の医療機関向けITサービスに加え介護領域へのビジネス拡大を目指し「介護丸ごとIT!」を推進している。
Z-Worksは,インフォコムが主催するヘルスケアIT領域での新事業創出を目指すプログラム「デジタルヘルスコネクト」のビジネスプランコンテストにおいて優勝した経験を持ち,クラウド型IoTプラットフォームの構築/運用や介護業務の効率化に有用なセンサーデバイスの開発・製造等を進めている。
今回の提携により,インフォコムは介護業務の効率化を実現するシステムの開発に着手し,Z-Worksの非接触型センサーを活用した介護業界向けの見守りサービスを2017年4月に提供開始する。同サービスは,要介護者の行動やバイタルデータに加え室内温度等もセンサーで検知し介護者に通知する。介護者が適時に業務対応することで,要介護者の離床や徘徊の防止,症状の重篤化防止に繋がるとともに,介護業務の効率化が可能となる。
●今後の展開
両社は引き続き地域包括ケアの発展に資するネットワーク構築の推進と,IoTを活用した医療/介護現場をサポートする新たなソリューションの創出を目指すとともに,認知症ケアサービス等の地域包括ケア領域におけるIoTサービスを拡充するため,新たなセンサー等の共同開発を進める。
インフォコムは,現中期経営計画に引き続き2017年2月7日に公表した新たな中期経営計画(2017年4月から2020年3月)においてもヘルスケア事業を重点事業と定め,医療機関や製薬企業向けに提供する製品/サービスの機能強化や品質向上,競争力強化に取り組むとともに,「介護丸ごとIT!」の取り組みを加速する。
●事業に関する問い合わせ先
インフォコム(株)地域包括ケア推進部
TEL 03-6866-3390
E-mail:[email protected]
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