GEヘルスケア・ジャパン,高齢者の撮影に最適化したプライマリケア向けコンパクトCT 「Revolution ACT」を発売
〜診療所市場に向け,島津メディカルシステムズと共同で展示会を開催〜
2016-8-2
GEヘルスケア・ジャパン(株)は,8月5日(金),高齢者をはじめとする撮影条件の厳しい患者に最適化したプライマリケア向けコンパクトタイプの16列CT 「Revolution ACT(レボリューションエーシーティー)」を,全国の診療所や中小規模病院を主対象に発売する。またこの装置は,島津メディカルシステムズ(株)の販売協力を得て,全国展開する。
Revolution ACTは,世界に先駆けて日本が迎えた超高齢社会に向けて,高齢者や脳梗塞などによる後遺症により身体的な障害の残る患者など,撮影条件の厳しい患者に最適な装置を目指して開発・製造された16列CT「Brivo CT385」の後継機モデル。GEヘルスケアがこれまで培ってきたCTの先進技術を受け継ぎ発展させながらも,超高齢社会においてより重要性の増すプライマリケア領域にとってのアウトカム(成果)にこだわった装置である。撮影時の優れた快適性や簡便な3D画像作成など,よりプライマリケアの現場に求められる機能性,設置条件を容易にしたコンパクト性,経済性などを兼ね備えたRevolution ACTは,プライマリケア向けプレミアムCTと言えるもので,今後,地域の診療所や小規模病院で増加が見込まれる高齢者をはじめとする撮影条件の厳しい患者においても,安心してスクリーニング撮影に活用できる装置として,プライマリケアに貢献できるものと確信している。
同社は8月4日に島津メディカルシステムズと共同で展示会を開催する。これは,Revolution ACTが主対象とする診療所および中小病院といったプライマリケア市場を開拓していくことを目的としている。現在GEヘルスケア・ジャパンは,超音波診断装置,全身用X線骨密度測定装置といったプライマリケアに求められる装置を,販売特約を締結している全国の医療機器販売店を通じた間接販売の形で提供している。一方,島津メディカルシステムズは,プライマリケア向けのX線撮影装置や電子カルテシステムを提供している。展示会では,Revolution ACTを含めたこうしたプライマリケア向けの両社のラインナップを広く医療機器販売店に提案する。
●Revolution ACTの製品概要
■小型化・低被ばく技術
コンパクトな撮影機構部(ガントリー),小型で経済性の高い2MHU管球はそのままに,これまで上位機種にのみ採用していた逐次近似再構成法VEOTM(ヴェオ)を応用した低線量の画像再構成法ASiR(Adaptive Statistical Iterative Reconstruction:エイサー)を,普及型機種において初めて標準搭載した。また高画質のCT画像を得るために,新開発のフルデジタルDAS(Data Acquisition System:デジタル変換機) を一体化したパネル型検出器を搭載した他, 撮影時の細かな位置決めを不要にする機能や,目の水晶体や乳房など放射線感受性の高い臓器に対して体前面から照射することでX線量を抑制する機能はそのまま受け継ぐなど,患者さんにとってやさしい機能を搭載している。
■プライマリケア向け機能
また,検査そのものを簡便化するためにスキャン範囲を自動設定できる新機能Smart Plan(スマートプラン),患者へのインフォームドコンセントの面から重要となる撮影後の説明を考慮し,撮影した領域を選択するだけで高精細な3D画像を表示することのできる「ワンクリック3D」など,CT操作に不慣れな診療所や中小規模病院の技師や医師でも簡便に操作できるプライマリケア市場により特化した機能を搭載している。
●問い合わせ先
GEヘルスケア・ジャパン(株)コミュニケーション本部
TEL 0120-202-021
Mail: [email protected]
www.gehealthcare.co.jp
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