コヴィディエン ジャパン,「superDimension™ ナビゲーションシステム」 薬事承認取得
〜気管支末梢部への的確なアプローチにより,肺がん確定診断率向上に期待〜
2016-1-7
superDimension™ ナビゲーションシステム
グローバルヘルスケアカンパニーMedtronic plcの日本法人で,医療機器等を扱うコヴィディエン ジャパン(株)は,CT画像データを基に3D仮想気管支画像を生成し,病変部までの経路プランニングを行った後,電磁場を利用して肺の末梢病変近傍まで気管支鏡(処置具含む)をリアルタイムに誘導する「superDimension™(スーパーディメンション)ナビゲーションシステム」の医療機器製造販売承認を,2015年12月10日付で取得したことを発表した。(承認番号:22700BZX00389000)
「superDimension™ ナビゲーションシステム」は,2004年に,アメリカ国内でFDA認可を受けて販売を開始。
現在は,ヨーロッパ,アジア,ラテンアメリカなど,世界中で使用されている,電磁ナビゲーション気管支鏡検査法を活用した医療機器である。
日本で初めてとなる本システムが薬事承認されたことで,肺に疾患の疑いがある患者の肺末梢部への正確なアクセスが可能となり,肺病変のより効果的な評価が期待される。
日本人のがんの部位別死亡者数※1をみると,肺がんは,男性で1位,女性では2位に位置しており,増加傾向にある。日本における末梢孤立病変に対する,従来の気管支鏡肺生検診断率※2は,約30%であり,アメリカでは本システムの導入により,生検診断率が14%から83.9%と急上昇した事例もあるため,日本の肺生検診断率の向上に寄与する潜在力を有していると考える。
※1. 「国立がん研究センターがん情報サービス『がん登録・統計』」「最新がん統計」
http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
※2. Lamprecht, B.et al.Respiratory Medicine2012
気管支鏡(国内):JSRE:34(3),223-227-,2012
気管支鏡(米国):2010American College of Chest Physicians
●superDimension™ ナビゲーションシステムについて
・CT画像データを基に3D仮想気管支鏡画像生成。ターゲット病変部までの経路をプランニング(下記(1))
・患者胸部を電磁場中に位置させ,気管支鏡のワーキングチャネルに磁気センサを備えたカテーテルを挿入。迷路のように分岐する肺末梢部でリアルタイムに位置を表示して,病変近傍まで正確に誘導(下記(2))
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●問い合わせ先
(株)ブレインズ・カンパニー
(コヴィディエン ジャパン(株)superDimension™ ナビゲーションシステム 広報代理)
TEL 03-3568-3844
FAX 03-3568-3838
E-mail [email protected]
http://www.medtronic.co.jp