HOYA(株)PENTAXライフケア事業部,新製品「PENTAX Medical 高周波ナイフ DN-Dシリーズ(愛称Splash M-Knife)」販売開始
2015-5-25
PENTAX Medical 高周波ナイフ DN-Dシリーズ
HOYA(株)PENTAXライフケア事業部は,2015年5月29日―31日に名古屋で開催される第89回日本消化器内視鏡学会総会において,新製品「PENTAX Medical 高周波ナイフ DN-Dシリーズ(愛称Splash M-Knife)」を発表し,日本国内で販売開始する。
軟性内視鏡は処置具と組み合わせることで,病変部分の粘膜組織を採取したり,その場で治療を施すなど,「見る」だけでなく低侵襲医療に不可欠な医療機器として発展を遂げている。例えば内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic Submucosal Dissection,以下ESD)は,内視鏡先端から出したナイフを使い,消化管にある病変を取り除く技法。この技法は日本では10年以上前から行われてきたが,術後の回復が早く,合併症を引き起こすおそれが低減されるなど,患者さんへの便益が大きく,また医療費の抑制にもつながるため,世界中の医療現場に採用されつつある。
プロダクトマネジメント統括部ヴァイス・プレジデント,ラミ・リーベンザル氏は,「日本をはじめ世界でのESD普及の促進が,癌の早期治療や医療費の課題解決に貢献すると考え,革新的なデザインのマルチファンクションデバイス,Splash M-Knifeを上市します。ESDをより安全,確実に,かつ効率よく行えることが,低侵襲医療のさらなる普及と発展につながることを期待します。」と述べている。
Splash M-Knifeの特徴は下記の通り。
特徴1:マルチファンクション
Splash M-KnifeはESDにおけるさまざまなシチュエーションに対応可能なマルチファンクショナルデバイスで,マーキングからプレカット,粘膜切開・剥離,止血に至るまで,ESDで求められる手技を一本で行うことができる。
特徴2:独自の先端形状
ナイフ部に採用したディスクチップ(突起部)により,スムーズな切開・剥離をサポート。電極の接触面が広いため速やかな止血対応が可能となり,止血デバイスへの入れ替え頻度を低減する。
特徴3:送水機能
ナイフ先端からの送水により,視野の確保や出血点の確認が可能。ナイフ先端に付着する組織などを適宜洗浄することにより,ナイフ切開能の低下を抑える。
●問い合わせ先
HOYA(株)
PENTAX ライフケア事業部 医用機器SBU
グローバルマーケティング統括部
マーケティングコミュニケーション部長
川島 香織
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