医療システムズ,手術室の原価・物流管理システム「CriNaviシリーズ」発売
~手術室や心臓カテーテル検査室の原価管理や医療材料のコスト削減を実現~
2013-1-29
電子カルテなどの病院システム開発を手がける医療システムズ(株)は,DPC対象病院や準備中の病院に向けて,必要な経営データを正確に割り出したり,手術の原価改善管理をするためのシステム「CriNaviシリーズ(クリナビシリーズ)」を,2013年1月8日に6シリーズとして販売開始した。
「CriNavi」は手術室や心臓カテーテル検査室のコスト管理と,術前準備の標準化による効率改善を図ることができるシステム。また,従来の大手ITベンダーが提供するシステムと比べ安価で導入しやすいシステム。同社は2000年の設立以来,病院システムの開発に従事してきたノウハウを活かし,病院毎の業務実態に対応している。これにより,最適な業務と利益改善をダイレクトに目指したIT化が推進できるようになった。「CriNaviシリーズ」は,年間30施設,5年間で300施設の販売を予定している。
●CriNaviの特長
手術室のコストを管理するためには,医療材料と薬剤の消費・補充・在庫の管理がとても重要である。医療材料メーカーや医療卸業者が提供する従来のシステムでは,消費状況や在庫状況に関係なく発注が進められてしまうなど,病院経営の改善には直結しないものが多くあった。
「CriNavi」は,そうした商慣習とは一線を画し,独立したシステム開発会社が病院従事者と共同で病院のために開発したもの。手術室の稼働状況や作業時間,消費と在庫のデータをリアルタイムに捉えることで実現する,個別原価計算と活動基準原価計算は経営改善指標の把握を可能とする。
また,システム導入前の業務解析と導入後の実績・蓄積データ分析により,業務プロセス改革などのコンサルティングサービスも可能となる。つまり利益改善効果を病院経営者や現場スタッフに対して提示できる画期的な経営&業務システム。
●「CriNavi」シリーズについて
http://www.mds-ipnet.co.jp/page/product/index.html
「CriNavi」シリーズは6種類のシステムからなる院内コスト管理ができる統合パッケージ。「手術室支援」・「心臓カテーテル検査室支援」という2つの診療支援システムのほかに,「院内物流管理」・「ME機器管理」・「薬剤管理」という3つの物品管理システムと,写真を見て視覚的に物品を発注できる「電子カタログ」も揃えた。
●問い合わせ先
医療システムズ(株)ソリューション事業部
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