インフォコム,医療機関向け ITシステムの新たな領域での事業展開を開始
~手術部門における映像/情報管理をサポートする総合情報管理システムを提供~
2012-12-6
インフォコム(株)は,医療機関の手術部門における医療スタッフの業務品質の向上,効率化をサポートする情報管理システムの提供領域拡充を進めている。
今回,その第一弾として新たな領域である,手術スケジュールや実施情報,術中記録などの手術部門管理を総合的に行うことができる手術部門向けのITシステム開発と並行して,手術部門向けシステムとセットで提供可能な手術映像の録画や管理を高い品質で行うシステムの販売を開始する。
■手術映像記録・共有システム(SRS)(2012年12月)
今回,(株)Medi Plusと販売代理店契約を締結し,Medi Plus社が提供する手術映像記録・共有システム(SRS)の販売を開始することとした。
簡単な操作で録画を行うことができるMedi Plus社のシステムは,手術に集中しなければならない医療スタッフの負担を軽減し,術後の記録管理や活用を効果的に行うことができる。
●システムの特長
・簡単な操作と充実した機能
手術中でも簡単に行える録画操作,録画後の編集機能の充実
・高品質な映像管理
管理機能の一元化,便利な検索/閲覧機能,レポート/論文作成における映像の二次利用のし易さ
●主な機能
・画像管理機能
ライブ映像の録画制御,映像データの自動圧縮,多様なエンコード形式への対応,サーバ転送,アーカイブ機能
・Webブラウザでの画像視聴
専用端末ではなく,必要な時/場所で視聴することが可能,ライブストリーミングの利用も可能
■手術部門管理システム(2013年1月)
手術部門の運営に必要不可欠な,患者情報/手術スケジュールの管理から実施情報,使用する薬剤や機材の使用管理,日誌/統計情報の作成などを一元的に管理することができる。
術中記録システム/手術映像記録・共有システム(SRS)と連携させて,管理品質や業務品質の向上,業務の効率化を図ることが可能。また,電子カルテや医事会計システム,その他院内の管理システムと連携をさせることで,院内業務全体の品質向上,効率化を進めることも可能となる。
■術中記録システム(2013年3月)
手術部門で実際に使用されている生体情報モニタ,麻酔器,内視鏡や呼吸器などの機材についてはデジタル化が進んでいるが,それらの情報を統合して記録するシステムの導入は医療機関全体を見ても未だ途上の状況。各機材からの測定データなどを統合管理することで,手術そのものに集中することが可能になる。また,手術映像記録・共有システム(SRS)と併せて使用することで,より効果的な術中/術後管理を行うことができる。
■今後の目標と展開
手術映像記録・共有システム(SRS)は,本年12月から取扱いを開始した。手術部門管理システムと術中記録システムはそれぞれ2013年1月,2013年3月から販売を開始する。国内には手術部門を持つ医療機関がおおよそ2,500ある。このような機関を対象に導入を促進し,各システムの単独導入およびセット導入を合わせて,2013年度に30医療機関,3年間で100医療機関への納入を目標として販売を進める。
インフォコム(株)
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