放射線部門業務システム「ACTRIS」(ジェイマックシステム)
「医療安全,効率化,分析」をコンセプトに,放射線検査業務をサポート
2024-2-29
はじめに
放射線部門業務システム「ACTRIS」は,全国で110を超える施設に利用されており,「医療安全,効率化,分析」の3点をコンセプトにした機能の向上を進めています。「ACTRIS」は随時機能面のアップデートを行っており,今回は近年のバージョンアップで追加され,ユーザーの皆様からご好評の機能の一部をご紹介します。
検査オーダのグループ分け
この機能は,ユーザーのご要望から実装しており,検査オーダをグループ化して表示する機能です(図1)。今までのACTRISでは検査種や病棟などの条件で検査オーダを分けて表示したい場合は,検索プリセットに検索条件を設定し,ボタンを切り替えながら表示する必要がありました。この機能の追加後は,検索条件で得られた検査リストをグループ化して表示することができ,検査状況が把握しやすくなり,検査の効率化や見逃し防止をサポートします。
また,グループ化の種類はユーザー側で簡単に切り替えることができ,見やすさや目的に合わせて調整することができます。さらに,グループごとのラベル上にそのグループの検査件数を表示するので,検査スケジュールの再考や人員調整などに,役立てていただきたい機能です。
掲示板機能
この機能は,職員スケジュールや撮影装置の点検予定などの情報をまとめて表示する機能です(図2)。装置点検や勉強会の予定,部内の共有情報を1つの画面でまとめて表示することで,検査以外の業務に必要な情報を一か所で確認することができます。近年,働き方改革の一環で朝礼がなくなり,情報共有の場が減っている施設もあるため,部内の情報共有を進めるためにぜひご活用いただきたいお薦めの機能です。掲示板機能のレイアウトはユーザー側で調整可能で,加えてACTRISのダッシュボードの中に組み込むことができ,ユーザー自身で確認しやすいように表示画面を調整できることも特徴です。
また,掲示板機能の中にあるお知らせ機能は,既読管理もできます。掲載された情報ごとに「既読」「未読」ステータスを付けることが可能で,誰が既読したか確認できるので,重要な情報共有の管理・徹底に寄与します。
その他
ACTRISはユーザーからご意見をいただき,より使いやすくなるように,きめ細かな機能の調整や新機能追加を行っています。
一例を挙げると,データ抽出機能に検査(所要)時間と待ち時間の追加があります。昨今経営が厳しくなっている病院が増加傾向にあり,なるべく画像検査を増やしたいが,あとどれくらい検査を行うキャパシティがあるかわからないケースが多いとお聞きしています。その際に検査にかかる時間や待ち時間を可視化することで,検査をこなせるキャパシティを数値化し,経営指標の一つとして用いることができます。
これからもユーザーの意見をヒアリングしつつ,製品のブラッシュアップや機能追加を行っていくことで,よりユーザーに寄り添った製品開発を行っていきます。
●問い合わせ先
株式会社ジェイマックシステム 営業部
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