医用画像博覧会 2020 アンフォースレイセイフ - 線量管理
新製品のリアルタイム線量モニタリングシステムとサーベイメータを中心に,線量管理に貢献する製品をアピール
2020-4-20
医療スタッフ用被ばくモニタリングシステムの
最新モデル「RaySafe i3」
●インターベンション治療中の被ばく低減に貢献する「RaySafe i3」
(Helps interventional staff avoid unnecessary radiation)
RaySafe i3は,従来の医療スタッフ用被ばくモニタリングシステム「RaySafe i2」の最新モデルである。インターベンション治療時の医療スタップの被ばく線量を感知するための個人線量計(PDM)の性能が改善され,散乱線の検出性能の向上,バッテリも交換可能となり,より付加価値の高い製品になった。RaySafe i2のユーザーもRaySafe i3の個人線量計との併用が可能である。
RaySafe i3では,リアルタイムで個々の医療スタッフの被ばく状況を専用ディスプレイで表示するだけでなく,一定期間の総被ばく量や経時的なトレンド解析を行うことができる。これらの機能により,RaySafe i3は,医療スタッフ自らが被ばく状況を確認しながらその場で被ばく低減行動を取ったり,検査や治療後にその被ばく状況をレビューすることで次の機会の被ばく低減行動につなげることが可能となる。
主な構成は,医療スタッフの被ばく状況を表示する専用ディスプレイとPDM 4個(標準),およびPDMに記録された被ばく状況をPCで解析するためのソフトウェア“DoseViewer”(標準)と“DoseManager”(オプション)となる。RaySafe i3専用ディスプレイでは,最大8人までの医療スタッフの被ばく状況をリアルタイムで表示でき,PDMに保存されたデータはUSB接続でPCに取り込まれ,時間トレンドと積算線量などの解析が可能である。
●2つの測定方式を組み合わせ幅広い対象を測定可能なサーベイメータ「RaySafe 452」
(One device. Endless possibilities.)
これまで,さまざまな革新的製品を世に送り出しているアンフォースレイセイフは,2019年7月にサーベイメータ「RaySafe 452」を発売した。
RaySafe 452は,エネルギー補償されたパンケーキ型GM管と半導体検出器の2つの測定方式を組み合わせた,まったく新しいサーベイメータである。2つの測定方式を使うことにより,非常にフラットかつ広いエネルギーレスポンスを持ち,1台でさまざまな対象を測定することができる。測定対象によってRaySafe 452,RaySafe 452 Ambient,RaySafe 452 Air Kermaの3モデルがあり,最上位モデルのRaySafe 452では,空気カーマ,周辺線量当量,GM管を用いたβ線・α線の放射性核種の検出が可能(測定単位はSv,rem,R,Gy,cps,cpm)。また,既存の電離箱式サーベイメータに比べて管理・保管が容易で,飛行機などでの移動においても特段の注意を払う必要がない。IP64にも準拠しているので,半屋外のような環境でも同様に,特別な対応を要せず使用可能である。
さらに,暗い場所から明るい場所まで視認性の高い大型ディスプレイには,測定パラメータのリアルタイムの線量率,累積線量,平均エネルギー(20μSv/h以上),ピーク線量率を同時に表示し,作業効率の向上に寄与している。
本体には4000件の測定データを任意のタイミングで保存可能。測定されたデータは本体とWindows PCを接続し,標準装備の線量ビューワで詳細に解析することができる。
(文責・編集部)
●お問い合わせ先
社名:アンフォースレイセイフ株式会社 営業部 担当:高岡
住所:〒108-6106 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟6 階
TEL:03-6714-3033
FAX:03-6714-3115
URL:www.raysafe.com
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