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MRIセミナーを福岡と東京で開催
Hitachi MRI Innovation Seminar in Fukuoka
第4回Hi Advanced MRセミナー
2017-9-25
日立製作所は,各地でMRIに関するセミナーを定期的に開催しており,2017年3月には福岡,5月には東京で,150〜200名規模のセミナーを開催した。各セミナーでは,ユーザーや著名な医師による講演と,日立製作所によるMRI開発の最新トピックスが発表された。また,会場にはコンソール実機を設置し,日立MRIの画像や操作性を紹介するとともに,3月に発売された最新の1.5T MRI「ECHELON Smart」の静音化技術“Smart Comfort”を疑似体験できるVR展示なども行った。
●Hitachi MRI Innovation Seminar in Fukuoka
2017年3月4日(土)レソラNTT夢天神ホール(福岡市)
Hitachi MRI Innovation Seminar in Fukuokaでは,医療法人社団如水会今村病院画像診断センター長/放射線科主任部長の落合礼次氏が司会を務め,ユーザー発表1題,特別講演2題が行われた。ユーザー発表では,医療法人博仁会福岡リハビリテーション病院/福岡リハ整形外科クリニック検査部部長の加々美 智氏が,「当院におけるOVAL ORIGIN5の使用経験」を発表。「OVAL」シリーズのシステムソフトウエアORIGIN5により適用シーケンスが広がったRADARや静音化シーケンス“SoftSound Suite”,日立と共同研究を行った金属アーチファクト低減プロトコール“HiMAR”などについて紹介した。
続いて2題の特別講演が行われた。まず,北九州市立医療センター放射線科部長の高山幸久氏が,「腹部領域のMRI 問題点と解決策の検討」と題して講演した。高山氏は,3T装置を用いた腹部MRIにおける複数RF送信系技術の有効性に関する検討結果などを紹介した上で,4ch-4port独立制御RF照射コイルを採用した3T MRI「TRILLIUM OVAL」の臨床画像を供覧した。
最後に,AIC八重洲クリニックの佐志隆士氏が「肩関節のMRI 上級者を目指す撮像と読影はじめの一歩」を講演した。
*佐志氏の講演の抜粋記事はこちら
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●第4回 Hi Advanced MRセミナー
2017年5月27日(土)上野イーストタワー(東京都台東区)
第4回Hi Advanced MRセミナーでは,北里大学医療衛生学部の後藤政実氏が司会を務め,3題の講演が行われた。1題目として,日本医科大学付属病院放射線科技師長の土橋俊男氏が「MRI検査の安全管理 ─過去の事例から考える安全対策─」を発表した。土橋氏は,MRI検査での吸着事故や発熱によるやけど,インプラントや条件付きMRI対応デバイスへの対応について解説し,MRIの安全利用のため,各施設での対応策の検討と院内周知を呼びかけた。
2題目には,AIC八重洲クリニックの佐志隆士氏が「肩関節のMRI 上級者を目指す撮像と読影はじめの一歩」を講演した。
最後の演題として,徳島大学大学院医歯薬学研究部放射線医学分野教授の原田雅史氏が,「MRS,MRIを用いた脳機能代謝評価の臨床有用性について」と題して発表を行った。
*原田氏の講演の抜粋記事はこちら
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